こんにちわ、本当に今年の夏は暑いですね〜。
さて、今回はXserverにPythonのAnaconda環境を構築する必要があったので、備忘録を兼ねて紹介したいと思います。
Anacondaとは?
Anacondaとは、Pythonそのものはもちろん多くのライブラリが詰め込まれたパッケージになります。
XserverにAnacondaにインストール
ということで、早速順を追ってコードを書いていきましょう。
まず、XserverではSSH接続が可能になっているのでSSHでログインして、自分の$HOME環境にPyenvをインストールします。
ちなみに、Pythonでよく利用されるpipパッケージはroot権限が必要になり、Xserverでは使用できないのでPyenvを使用します。
Pyenvをインストール
自分の$HOME環境にPyenvをインストール。
$ git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
.bash_profileでパスを通す
次に、.bash_profileでPyenvのパスを通します。
下のコードで.bash_profileを開きます。
$ vi .bash_profile
そして、下記の記述をPATHに追加します。
$HOME/.pyenv/bin:$PATH
下記の記述も.bash_profileのexport後に追記します。
eval "$(pyenv init -)"
一旦SSHを切断
.bash_profileで通したパスを適用するため、一旦SSHを切断して再度ログインします。
インストールできるAnacondaのバージョンの確認
次に、実際にインストール可能なAnacondaのバージョンを下記のコードで確認します。
$ pyenv install -l
ズラズラとインストール可能なライブラリが出てくるので、インストールしたいバージョンを確認します。
Anaconda3-5.1.0をインストール
今回は、Anaconda3-5.1.0をインストールしたいと思います。
$ pyenv install anaconda3-5.1.0
Anaconda3-5.1.0をアクティブ化
Anaconda3-5.1.0をインストールしたら、下記のコードでアクティブ化します。
$ pyenv global anaconda3-5.1.0
有効化されているか確認
実際にAnaconda3-5.1.0がアクティブ化されているか確認します。
$ pyenv version
Anacondaのパスも通す
Anacondaが有効化されたら、続いてパスも通します。Pyenvの時と同様、下記の記述を.bash_profileのPATHに追加します。
$HOME/.pyenv/versions/anaconda3-5.1.0/bin
Anacondaが利用できるか確認
最後に、下記のコードでAnacondaの動作確認をして問題なければ終わりです。
$ conda -V
ということで、今回はXserverにPythonのAnaconda環境を構築する方法を紹介させていただきました。
それでは、今回はここまで!また!