「老後の生活のためには、年金以外にも2,000万円の貯蓄が必要」。
こんな報告書が先日金融庁から発表され社会的に大きな反響、反感を呼び、政府が報告書の受け取りを拒否するまでの問題となりました。
この報告書に対して多くの人が憤慨し抗議活動をしたりしていますが、これは紛れもない事実で年金だけでは余裕のある暮らしはできないということは物価と支給年金額の関係性からしても当然のことです。
そこで、最近改めて注目されているのが「積立NISA」や「iDeCo(個人型確定拠出型年金制度)」ですね。僕もこの制度は以前から利用しているのですが、どちらの制度にも所得控除や運用益が非課税になるといった様々なメリットがあります。
今回はこの2つの制度を利用する上でどこの証券会社が良いのか迷っている方へ向けて、僕が普段利用している楽天証券がなぜおすすめなのかそのメリットを紹介したいと思います。
積立NISAとiDeCoって何?
では、まず楽天証券について紹介していく前に「積立NISA」と「iDeCo」について簡単に紹介したいと思います。なお、それぞれの制度の詳細については今回の記事の趣旨から離れてしまうので割愛します。
もし、それぞれの制度に既に理解がある方はスキップしていただいても大丈夫です!
積立(つみたて)NISA
まず、積立NISAとは”つみたて”NISAと言い、文字通りNISAの積立版であり「少額投資非課税制度」とも呼ばれます。2018年に出来た比較的新しい制度になります。
この積立NISAの特徴は、少額投資非課税制度という言葉からも分かる通り、少額の投資に対する課税が非課税になるという制度です(何言ってるか分からない)。。
まあ、簡単に言うと毎月(もしくは毎日)、設定した一定の金額を投資信託等に積立式に投資ができ、その投資によって得た利益に関しては非課税になりますよという制度です。(うまく伝えられているか分からない。。)
要するに、毎月もしくは毎日、貯金するような感覚で気軽に投資ができるような制度なわけです。ただ、少額で気軽に始められ、さらに非課税と言っても、もちろんルールもあるので簡単に積立NISAの大きな特徴を下記にまとめます。
積立NISAの特徴
- 投資で得た運用益等が非課税になる
- 非課税期間は最長20年間
- 年間の投資上限は40万円
- 対象商品は投資信託等の金融商品に限られる(銘柄数などは証券会社によって違う)
このような特徴があり、特に非課税期間や投資額については上限が決められているのでその点はしっかりと認識しておく必要があります。
iDeCo(個人型確定拠出型年金制度)
続いて、iDeCoとは個人型確定拠出型年金制度とも呼ばれひと昔前は、日本版401Kとも呼ばれていました。
この制度は、通常の年金とは違い、毎月自ら設定した一定の金額を、自分で選択した投資信託等の金融商品に投資をして資産形成をしていく年金制度になります。要するに簡単に言えば積立NISAと同じ投資スタイルです。
ただし、積立NISAと異なる点もいくつかあるので、簡単に特徴をまとめてみたいと思います。
iDeCoの特徴
- 掛け金全額が所得控除になる
- 投資で得た運用益等が非課税になる
- 受け取るとき「公的年金等控除」や「退職所得控除」の対象となる
- 原則60歳まで受け取ることができない
- 20〜60歳未満ではあれば始めることができる
- 60歳以上から始めることはできない
- 掛け金が自営業やサラリーマンによって違う
このように基本的には積立NISAと似ているけど細かい点で違いがあります。大きな特徴としてはiDeCoの場合は掛け金が所得控除になることですね。積立NISAでは掛け金は所得控除にならないので、この点はiDeCoの大きなメリットのひとつと言っていいでしょう。その他にも60歳まで原則受け取れない等の決まりがあるので、その点、積立NISA同様始める前にしっかりと認識しておく必要があります。
楽天証券で運用する4つのメリット
さて、積立NISAとiDeCoに関して簡単に紹介してきましたけど、本題である僕が楽天証券を利用する決めてとなったメリットを4つ紹介していきたいと思います。
楽天証券のメリット
- 投資対象の銘柄が豊富
- 全米株式インデックスファンド銘柄がある
- 楽天スーパーポイントで投資できる
- 楽天カード決済で投資が可能
投資対象の銘柄が豊富
まずは、積立NISAでもiDeCoでも投資対象となるのは投資信託を中心とした金融商品になります。
投資信託とはファンドマネージャーが投資家から集めたお金をもとに株や再建などに投資をしながら運用する金融商品になります。簡単に言えば複数の株や債権がパッケージ化された金融商品です。そして、積立NISAやiDeCoの対象となる投資信託の銘柄の数は証券会社によって異なってきます。
投資信託に投資する上で一番重要なのはもちろんその投資信託の内容になりますが、そもそもとして扱う金融商品少ないと、その分選択肢も狭まってしまうのでより多くの銘柄を取り扱っているという点が証券会社を選ぶ上で1つの指標になります。
その点、楽天証券は業界屈指の銘柄数を用意しており、現時点(2019年7月現在)で積立NISAは151本、iDeCoは32本もの銘柄があります。これはSBI証券と並び業界トップクラスの数になります。
楽天証券の銘柄数
積立NISA | 151本 |
---|---|
iDeCo | 31本 |
全米株式インデックスファンド銘柄がある
銘柄の数も豊富であることに越したことはないのですが、先ほども述べたとおり一番重要なのは投資信託の内容になります。いくら豊富な銘柄があっても魅力的な商品がない限り、投資しても資産を増やすどころか減らしてしまうリスクもあります。
ただ、金融のプロでない限りどの銘柄が良いのかという判断は一般の方々には難しいというのが実情かと思います。そこでおすすめなのがインデックス型の投資信託になります。
インデックス型投信とは、その言葉からも分かるとおりある指標(インデックス)に連動することを目的とした投資信託になります。分かりやすいところで言えば「日経225連動型上場投資信託」という商品がありますが、これは日経平均株価に連動することを目的とした投資信託になります。
ちなみに、日経平均株価とは東証一部に上場している企業の中から、優良企業225社を抽出し、その株価の平均株価になります。
そういったインデックス投信の中で、僕が一番おすすめなのが全米株式インデックスファンドになります。この投資信託は、その名のとおりアメリカの株式に連動することを目標にしている投資信託になります。つまりアメリカ経済全体に対して投資するようなものです。
なぜ、この全米株式インデックスファンドがおすすめかというと、長年世界の経済をリードしてきたのはアメリカですし、現在も世界最大の経済大国はアメリカになります。僕ら日本人が日頃利用している商品やサービスに目を向けても分かりますが、日本人に一番人気あるスマホはiPhoneですし、一番利用している検索サービスはGoogle、ECサービスはAmazon、SNSはFacebook、Twitter、Instagram(Facebook)ですが、これらは全てアメリカの企業になります。日本に住んでいる僕ら日本人であっても気付けば多くの時間をアメリカの企業が開発したサービスに割いているわけです。そういった観点からもアメリカの企業の影響力の高さが分かりますし、高い確率で今後もアメリカ経済が世界をリードしていくだろうという予測が立てられます。
楽天スーパーポイントで投資できる
豊富な銘柄数と全米株式インデックスファンドがあるというメリットを紹介してきましたが、実はこれら2つのメリットは他の証券会社でも享受することが可能です。例えばSBI証券は楽天の全米株式インデックスファンドを購入することも可能ですし、取扱銘柄数も楽天と並びかなり豊富な銘柄を持っていますし、iDeCoの取扱銘柄数には関しては圧倒的な銘柄数を誇っています。
しかし、SBI証券にはなくて楽天証券にある最大のメリットがあります。それは楽天証券では楽天スーパーポイントで投資ができるということです。
楽天スーパーポイントは楽天で商品を購入したり、楽天のサービスを利用することで得られる楽天のポイントになります。
楽天ポイントは通常楽天で買い物をすれば1%、楽天カードで決済すれば3%といった感じで付与されます。また楽天以外の買い物でも楽天カードで決済すれば1%のポイントが付与されます。さらに、5と0のつく日に楽天で買い物(楽天カード利用)をすれば、最大7%のポイントが付与されます。
では、例えば月々の生活費をなるべく楽天カードで決済するようにして、ネットでの買い物もなるべく楽天を利用したとして、月々10万円ほど使って仮に3,000円のポイントが付与されたとしましょう。そしてこのポイントを自動的に積立NISAやiDeCoの投資に回せば、年間で36,000円分タダで投資することができるわけです。これを積立NISAの非課税期間20年間として考えると、36,000円×20となり、720,000円分の投資を実質タダで出来ることになります。さらに、投資した商品のパフォーマンスがよければ、それ以上に資産を増やすことができるわけです。
楽天カード決済で投資が可能
さらに、毎月(もしくは毎日)の投資信託購入を楽天カードで決済すれば、その取引に対しても1%のポイントが付与されます。そして、それをさらに投資信託の投資に使うことができます。いわゆる複利というやつですね。
このように、日頃の何気ない買い物でも楽天カードを利用して買い物したり、ネットでの買い物もなるべく楽天を利用すればポイントで実質無料で投資できるようなものなので、他の証券会社ではできない楽天証券最大のメリットだと思います。たとえ、投資の結果資産が目減りしたとしても大元の原資がポイントであれば実質的にはノーダメージなので気持ち的にも気軽に投資できますね。
まとめ
ということで、今回は金融庁が発表したレポートの老後生活2,000万円問題で改めて注目を浴びている「積立NISA」と「iDeCo」に関して、僕が普段利用している証券会社である楽天証券について、なぜ楽天証券がおすすめなのかを紹介させていただきました。
今回紹介したように楽天証券には多くの金融商品が揃っており、全米株式インデックスファンドもあり、楽天スーパーポイントでの投資も可能という他の証券会社にはない大きなメリットがあります。また、ネット証券ということもあり口座開設も比較的簡単なので、もし、積立NISAやiDeCoをやってみたいけど、どこの証券会社にしようか迷っている方にはおすすめの証券会社です。
少子高齢化の日本は、その人口構造的に従来の年金制度は破綻とまではいかないまでも、どんどん支給額が減額され支給開始年齢も今後引き上げられていくと思います。老後、余裕のある生活をするためにも若いうちから資産形成を考えることはとても重要なことです。特に積立NISAやiDeCoは若いうちからやっておいた方がより多くその恩恵を受けられるので、まだ積立NISAやiDeCoを利用していない方は、これを機会に始めてみてはいかがでしょうか?
てことで、今回はここまで!また!