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「自分の言葉」という力が人の心を動かす

 一気に暖かくなって日中は半袖でも過ごせるほどになりましたね。さて、先週子育てに関する、とある講演会のようなものに参加する機会があったのですが、ある女性(有名オリンピアンのお母様)のお話しをお聞きして、思うことがあったので、そのことについて書きなぐってみたいと思います。

 さて、その思うこととは何なのかというと、それは『人の心を動かすのはやはり「自分の言葉」である』ということです。

 その講演会では、その女性ともう一人、元プロテニスプレイヤーのお母様お二人の講演だったのですが、元テニスプレイヤーのお母様は自分の経験に加え様々な研究結果等のデータを交えてお話しをされていました。その内容は説得力のあるもので納得する面もありましたし、とても参考になったのですが、自分の印象に強く残ったのはもう一人のお母様のお話しのほうでした。

 そのお母様はデータ等は一切使用せず、自分の経験、体験談を元にお話しをされていました。正直言うと、内容としてはそんな大したことは言ってないんです。内容だけで言えば元プロテニスプレイヤーのお母様のお話しのほうが完成度は高く洗練されたものでした。

 しかし、なぜそのお母様のお話しが強く印象に残ってるかと言うと、冒頭で触れた「自分の言葉」でお話されているからです。

 「自分の言葉」とは、言い換えれば外部から得た知識や情報ではなく、自分の経験、体験から得たオリジナルなものになります。自分自身が経験していない外から得た情報にはどうしても想いの純度(自信)というものが下がると個人的に思っています。それは理解しかしていないからです。その反面、自分自身の経験、体験から得た情報は、その経験が自分にとって大切であり、印象的なものであればあるほど純度の高いオリジナルなものになるので、人に伝えるときも自然と強い想いと純粋な気持ちで伝えることができます。そして、人間というものはその言葉の力や純粋な想いに心を打たれたり、琴線に触れたりするわけです。

 「人を動かしたいのであれば理解させるのではなく感動させろ」と言われるように、人間は頭ではなく心で感じる何かにとても敏感な生き物です。「アート」という価値観の根っこの部分もそういうところにあるのではないかと思っていますが、それは人間特有のものであり、時代がどう変わろうと人間に元来備わった不変的なものなんだと思います。

 近年、インターネットのおかげで容易に情報をインプットすることができるようになりましたが、結局人間の根底には「」というものがあり、その心を動かすものに価値があり、その心を動かすのもまた人の心でしかないのかもしれません。

 当たり前のことなんですけどね。

 果たして、今の自分に「自分の言葉」があるのか?

 そんなことを考えさせられた春の昼下がりでした。

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日記

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著者プロフィール

Takanori Hashi

東京、奄美大島、宮崎の3拠点生活を目指すフリーランスのWEBエンジニア兼デザイナー。仕事の傍、子育て&趣味に精を出す一児のパパ。

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