15年くらい掛かりましたが、ようやく奨学金の返済が完了しました。
返済すると「返還完了証」なるハガキが届くんですね(笑)知らなかった。
そもそも奨学金とは?
そもそも奨学金とは学生に対して入学金や授業料など、通学に必要な費用を支給してもらえる制度になります。
支給方法に関しては、「給付型」と「貸与型」の2通りがあります。
給付型
給付型は返済の必要のない支給方法。
貸与型
こちらは返済が必要なタイプであり、「有利子」と「無利子」の2タイプがあります。
この貸与型奨学金が僕が利用した奨学金制度であり、これから先はこの貸与型奨学金について書きたいと思います。
奨学金という名の借金
僕が奨学金の返済を終えての感想としては、給付型の奨学金を受けれる人は別として軽い気持ちで利用するものではないなということです。
大半の人が支援を受ける貸与型奨学金は、ご存知の通りただの借金です。利子の違いはありますけど紛れもないただの借金です。
僕が学生の時に、親に奨学金を利用するよと言われた際は特に何も考えてなく、将来社会人になった時に返済すればいいものだし、簡単に返済できるだろうくらいの軽い気持ちで考えていました。
しかし、実際に社会人になってからは自分が思っていたような給料をもらえる訳でもなく、毎月1〜2万円の返済はとても辛いものだったように記憶しています。
その時は、本当に奨学金を利用した親を軽く恨んだこともありました(笑)
今でも、毎月1〜2万円あればいろんなことができたなーと思います。
借金と自覚して利用することが大事
これからは僕個人の一意見になりますが、奨学金を利用して返済を完了した今だから言える確かなことは、親も学生も軽い気持ちで奨学金を利用するべきではないということです。
本当に奨学金を借りてまで進学して勉強がしたいのか、多額の借金をしてまで進学する必要性のある大学・短大・専門学校なのかということをしっかりと考えるべきです。
奨学金を借りて通学している学生さんたちは、多額の借金をしているという自覚を持って、どういった人生を歩みたいのかということを学生の間にしっかり考え、社会人になってからの返済を実際にシミュレートするべきです。
何度も言いますけど、奨学金は借金です。貸与型奨学金なんていう言葉からだとイメージが湧かないかもしれませんが、ただの借金です。学生さんにはそれをしっかりと自覚してほしいと思います。
また、親御さんはできるだけ奨学金を利用しないように努力してほしいと思います。奨学金を利用するにしても我が子に借金をさせるという事実をしっかりと認識して、子供にも「奨学金を利用する」ではなく、「借金するよ」としっかりと伝えるべきです。それぞれの言葉がもつイメージは全然違うのでしっかりと子供に「借金」ということを意識づけしてあげてください。その意識付けをするだけでも、学問をはじめ様々な活動に対する子供の姿勢も変わってくると思います。
ご利用は計画的に!
とにかく奨学金を利用したことで、社会人になってから返済に苦労している人を自分自身を含めて何人も見てきたので、これから奨学金制度を利用する方は、「なぜ借金をするのか?」ということをしっかりと吟味した上で利用されることをオススメいたします。
「2、300万も借金して何するの?」ということを自分自身に問いかけて判断してください。
また、奨学金を利用している人、これから利用する予定の人は、大金を借金をするのだから、その分しっかりと将来に繋がる「何か」を見つけてください。
大金を投資した分は必ず何かで取り戻してくださいね。
それでは「ご利用は計画的に!」