若き日本代表の未来への期待

2016五輪予選、トゥーロン国際大会を終えて来たる8月に迎える五輪本番へ。更にその先を見据えて若き日本代表の進むべき方向とは?

アジア1位の現実

 五輪予選では勝てない世代と言われた前評判とは裏腹に快進撃をしアジア一位で五輪のキップを手に入れ、自らの力と世界との力を見定める為にトゥーロン国際大会に出場し、1勝3敗と世界との差を肌で感じた。

 トゥーロン国際大会では、アウェイで4試合出来た事、世界のサッカーを体験出来た事、その中で可能性を感じた選手はもちろん、出来た事も少なからずあり、伸びしろも感じ、怪我の功名ではないが新しいポジション、新たな選手を発掘出来た事は確かに素晴らしい経験になったであろう。

 もちろんアジアで勝つ事は賞賛に値する。しかし、世界を舞台に戦いを挑んでいる日本代表としてはどれだけアジアで勝っても世界で勝てなければ先のA代表に上がっても世界では勝てないだろう。なぜなら海外の選手もまた伸びしろがあり、さらに言えば日本よりも厳しい環境に身を置き戦っているのだから。

 今回の結果、内容にしろ贔屓目で見てもまだまだ世界で戦う力は無かった。今一度自分達の世界での立ち位置を自覚し、若さ故の失敗を恐れずチャレンジ精神を武器に五輪本番に向け頑張って欲しい。

育成環境

 Jリーグが発足し20年以上経った今、日本は確実に成長し強くなった。サッカー文化を作りサッカーをする環境も改善され芝の競技場でプレー出来る環境も整ってきている。

 現在は、昔に比べ世界のサッカーが身近になり、今年に関してはコパ・アメリカ、EURO2016、リオ五輪と世界のサッカーを見る機会がある中、世界のサッカーをその下のカテゴリーの選手、高校、更には小学生から見る事ができる環境は素晴らしく、教育する側も多くの引き出しが生まれる事で若い世代からの世界への意識付けが重要と考えられる。

 トゥーロン国際大会決勝で日本サッカー協会会長の田崎幸三さんが、「止める、蹴るのプレーがシンプルで、パススピードが早く、攻守の切り替えの早さ、判断の早さ、戦う意識がある。世界基準、世界トップを意識する事」の必要性を解いていた。それは周知の事実でありそれが世界との壁である。

 しかし、日本ではその意識を持って維持する事は容易な事ではない。今回の様に世代別国際大会への出場を積極的に参加する事は将来A代表になる彼らにはとても良い事で、今後も継続的に続けていくべきである。

 しかし、現状Jリーグには世界基準の選手がいないとは言わないが、やはり少ない。海外リーグとJリーグを見比べると全てにおいて見劣りするのは一目瞭然だ。現状では世界で戦うのであれば若い世代はもっと海外へ挑戦すべきである。その為に海外クラブとのパイプを作り移籍ではなくユースや練習生として海外への窓口を広く持つ等、選択肢を増やす努力をすべきではないか?

それに加え力を入れるべきは指導者の育成である。日本人監督で世界レベルの監督はいない。サッカー先進国であるならまだしも先進国とは言えない日本の指導者は海外へ行き学ぶべきである。トップクラブではなくとも下のカテゴリーでも構わない、むしろ監督としてではなくコーチとしてでも構わない。世界基準のマネージメント、育成経験を積むべきではないか?もちろん、代表監督だけではなくJリーグ、ユース、高校の監督もまた同じ事が言える。

全ては世界で勝つ為に

 2つの大会で感じた事は出場した本人達が痛いほど感じたと思われるが、当人だけではなく同世代、次世代の彼らは何を感じ何を思ったのだろうか?そして何よりどのように行動するのかが、今後の日本代表の未来を決めるのだと思う。

 急に上手くなる事はなく、今続けている事を反復し繰り返しコツコツやり続けることでしか上には行けない。これが遠回りの様で一番の近道である。コツコツやり続ける事が得意な日本人には可能なことだと思う。

 若い世代は、選択肢を広げ世界へと羽ばたきそれぞれが個を磨き日本の特徴である組織力として、また新たな力となる事で勝てる日本代表となるわけだから視野を広げチャレンジする事を続けて欲しい。

 決して国内を疎かにする事なく国内に残る選手もJリーグを世界で勝てる様に日々努力し、若い世代、監督の育成をし、ロシアW杯に向けての種まきを始めよう。

 全ては世界で勝つ為に

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タグ
サッカー

著者プロフィール

Takanori Hashi

東京、奄美大島、宮崎の3拠点生活をしたい30代のおじさん。仕事の傍、子育て&趣味に精を出す一児のパパ。普段はプログラム書いたりデザインしたりWeb関連のお仕事をしています。TwitterもInstagramも基本フォローバックするのでお気軽にフォローしてください!

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